- ゲッコー・モリアは『ONE PIECE』の登場人物。
- CV:宝亀克寿
プロフィール
- 年齢:48歳→50歳
- 身長:692㎝
- 夢:海賊王
- モットー:他力本願
- 好きな言葉:「お前がやれ」
- 懸賞金:3億2000万ベリー→七武海就任により停止→不明
- 元王下七武海でカゲカゲの実の能力者。「魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)」を拠点とする世界最大の海賊船「スリラーバーク」の主。
- 24年前のロジャー処刑を見届けた人物の一人であり、当時は現在と異なる容姿だった。
容姿
- ラッキョウのような肥満体の巨漢で、逆立った赤い髪に小さな2本の角、尖った耳、牙のような歯と悪魔を思わせる容姿をしている他、額と首にかけて縫い目のようなものがあるのが特徴。
- 服装は蝙蝠襟のブラウスとゴシック調。
- 新世界編でも特に容姿は変わらず、2年前の一件で重症を負わされたにも拘わらず怪我の痕などは見られなかった。
- ドクトル・ホグバックを勧誘した12年前は現在より少し痩せたタキシード姿をしていた。
- ロジャーの処刑を見届けた24年前は結構な細身で尖った顎も確認でき、かなり凶悪な顔つきだった(角は小さかった)。
- 強敵たちとの戦いで顎を砕かれたのか、単に肥満で顎が埋もれてしまったのかは不明。
- ルフィはその見た目から「でからっきょ」と呼んでいた。
性格
- 自信過剰でいて冷酷、気質は非常に好戦的。非道な命令も平然と行う。
- 部下からは御主人様と呼ばれており、中でも低位の部下や被害者達からは名前を呼ぶことすらも恐れられている。
- 一方で部下思いな一面もあるようで、新世界編で再登場した際にはアブサロムの身を案じて黒ひげ海賊団の拠点に単身乗り込む豪気さも見せた。
活躍
- かつては新世界の強豪海賊として知られており、四皇の1人であるカイドウと渡り合っていたこともある。
- 当時は現在と真逆で自力の過信と野心に満ちていたが、新世界での航海で「大きく名を馳せた有能な部下」と語る仲間を全て失った。
- その体験から「仲間なんざ生きてるから失うんだ!!!全員が初めから死んでいるゾンビなら何も失うものはねェ!!!!」と自棄のような結論に至り、"不死身で代えが利く"ゾンビの部下を求めるようになったという。[1]
- 敗北したとはいえ四皇と渡り合った経歴そのものは事実であり、一般の海賊からは非常に恐れられている。影が戻ってもなおモリアの敗北はあり得ないとまで断言された程。
- 2年前、魔の三角海域を航行していたサウザンドサニー号をスリラーバークに取り込み麦わらの一味に「夜討ち」を仕掛ける。
- そしてスペシャルゾンビ「オーズ」の力、瞬間移動をはじめとするトリッキーな影の能力で一時は麦わらの一味を壊滅寸前まで追い込むが、ローラ海賊団をはじめとする「被害者の会」が集めていた100体の影を使用したナイトメアルフィの攻撃により一気に大きなダメージを受け、オーズも機能停止に追い込まれる。それでもなお立ち上がり「影の集合地」を使用、捨て身のルフィとも互角に戦い続けるが最後には自らの攻撃による塔の倒壊に巻き込まれ自滅した。
- クロコダイルに続く七武海モリアの陥落は世界政府によって隠蔽され、数日後のマリンフォード頂上戦争では召集命令に応じて参戦。
- ルフィとの戦いの怪我の跡が見えつつも戦闘可能な状態にまで回復しており、角刀影でリトルオーズJrを仕留めたり、戦争で倒れた者たちと自身の能力を利用して次々とゾンビ兵を作り出す。
- 戦場に現れたルフィの前に立ちふさがるがジンベエにより阻まれ、海流一本背負いでゾンビを無力化された挙げ句に鮫瓦正拳の一撃でKOされた。
- その後は10番隊隊長クリエルや白ひげ傘下の海賊達と交戦するも目立った戦果は挙がらず[2]、終戦後は政府の命令を受けたドフラミンゴとパシフィスタの襲撃に遭い瀕死の重症を負わされる。
- その直後に(恐らくアブサロムの能力で)姿をくらますも、世間では頂上戦争で戦死したという虚偽の報道がなされて七武海から除名された。
- そして新世界編でようやく生存が判明。
- アブサロムを救出すべく、四皇 "黒ひげ"マーシャル・D・ティーチの拠点「海賊島ハチノス」に単身乗り込む。
- ティーチからの勧誘も一蹴し、アブサロムを奪還しようとしたが……
能力
超人系悪魔の実「カゲカゲの実」の能力者で、自分や他人の影を自在に操る。その能力によってスリラーバークに迷い込んだ者から影を奪い取り、影と死体から生み出されるゾンビによる一大勢力を築き上げている。その過程で海賊だけでなく一般人や海軍にまで被害を及ぼしており、被害者の総数は1000人を軽く越える。
- 影切り
- 巨大なハサミで相手の影を切り取る技。影は本体の戦闘力を引き継いでおり、これを改造死体に入れることで本体の戦闘力を引き継いだゾンビ兵が誕生する。影を切り取られた相手は、2日間気絶した後に目覚めるが、太陽の光にあたると消滅する。影切り鋏を2つにわけ2刀流にして戦うこともある。
- 影法師(ドッペルマン)
- モリア自身の影が本体を離れ自在に戦闘を行う。様々に形状を変化させ、多彩な技を持つ。実体化したモリアの影には質量があるが影である為ドッペルマンにはどんな攻撃も通じない。モリア本体とドッペルマンの居場所は自由に逆転でき、双方のいる場所へ瞬間移動が可能。また体の一部のみを影と入れ替えることで物理攻撃に対し強力な回避能力を実現できる。
- 欠片蝙蝠(ブリックバット)
- ドッペルマンが多数のコウモリに変化し敵に噛みつく。
- 影箱(ブラックボックス)
- ドッペルマンが箱状に変形し相手を幽閉する。
- 影革命(カゲかくめい)
- ドッペルマンが対象の影に潜り込み「実体と影は必ず同じ形状を取る」という原理により、影の形状を変えることで実体の形状をも変形させる技。
- 角刀影(つのトカゲ)
- ドッペルマンを、頭の尖った巨大なトカゲの形にして相手を串刺しにする。
- 影の集合地(シャドーズ・アスガルド)
- ゾンビ兵の影等のすでにモリアの支配下にある影を取り込みパワーアップ(ナイトメア化)を行う。1000体の影を取り込みが可能。ゾロ曰く「暴走に近い」とのことだが、1000もの影を吸収してなお意識ははっきり保っていた。この状態になったモリアはオーズをも超える豪腕を持ち、パンチ一発でスリラーバークを真っ二つに打ち砕く程の攻撃力がある。